2018秋の北海道ツーリング【苫小牧~留萌~稚内~網走】

FJ Cruiser

出発の数ヶ月前から行程を思案し(コレもまた楽しい作業)
とは言えあまり詳しく調べすぎると旅が答え合わせになってしまいそうで
そんなんだから予定は未定にして決定に有らず。

私の旅はいつだって出たトコ勝負。

 

 

沼ノ端西ICまでの道は、朝の通勤時間帯に差し掛かったのかちょっと混みアンバイであった。
道央自動車道は快適に流れていたけど、千歳~札幌はまぁソコソコに車は走っていた。

下道でのペースも速いというイメージの北海道だけど、交差点の無い高速道路の安心感はやはり別格。
仮に(あくまで仮に)ペース的に大差無いとしても、旅先でのリスク回避として高速料金を払う価値はアリだと思う。

 

08:05 砂川SAで小休止。
深川JCTから深川留萌自動車道へ。
概ね片側1車線だけど、更に交通量が減少したので快適に進む。

 

FJ Cruiserはいたって快適。

このクルマの大パワーは飛ばす為ではなく、

静かに疲労を溜めずに長距離を移動する為のモノなのだなぁと感じた。

 

30年前に今のような高速道路網は無かった訳で、

当時の感覚からするとちょっと信じられないけども、09:00には留萌に到着してしまった。

留萌のホーマックでポケットティシュと歯磨きセットを購入。
えぇ、忘れ物ですとも。

さて、ここからが今回の旅の本編である。


まずはR232へ。
天候は相変わらず薄曇り。

09:30 臼谷海水浴場 もう9月末だし薄曇りなので海水浴というイメージではないけど、海岸線は気持ち良く走れる。

小平町でちょっとバイパスっぽく山側へ迂回するけど、またすぐ海岸線へ戻る。
しかし、この辺は快晴なら最高なんだけどな。
雲のせいで海と空のコントラストが弱くってちょっと絵的にインパクトが薄い。

まぁ、雨よりはイイか。

 

 

「稚内 163km」の標識。
近い!と思うべきか遠い!と思うべきか。

念願の地名が記された標識を見て、テンションは更に上昇。

 

 

09:50道の駅「おびら鰊番屋」へ立ち寄る。


今回の旅は道の駅が区切りになるパターンであった。
もっともそれが目的の施設なのだけど、それぞれの特色を見るのが楽しくてついつい立ち寄ってしまう。

アレ?今まではそんな気にはならなかったけどなぁ。

 

 

その後も快適なシーサイドライン。

そうなんだ、こういう路を走りたくて来たんだよ。

 

10:20 苫前町役場駐車場に熊のオブジェ発見。FJ Cruiserと記念撮影する。

 

10:25 苫前温泉ふわっと。道の駅と間違って寄ってしまったが、折角なのでステッカーを購入。

 

10:45 羽幌のホクレンで給油。フラッグが余ってないか訊いたが、残念ながら完売。

 

 

10:55 オロロン鳥モニュメント通過。ペンギンかと思ったよ。

 

ここから路は一時山側へ。しかし緩やかなアップダウンで退屈はしない。

 

11:10 初山別村。

9月下旬の北海道という事で、虫なんか殆ど居ないだろうと思っていたのに、フロントウインドゥに結構虫が張り付く。

 

11:35 遠別町。ここから再度山側へ。そして全くもって直線路。

 

 

11:55 道の駅「てしお」着。この辺でお昼かなと予定していたが、ドンピシャの到着で我ながらビックリ。

 

ここでホッキカレーを食す。


生かと思ったら揚げたホッキ貝であった。プリプリして食感が良い。
昼時で地元の人と観光客で混み合っていた。
こじんまりとした道の駅だけど、結構人気の食事処なんだね。

因みに隣り合わせた地元風のオジサンも、食べる前にホッキカレーの撮影をしていた。

 

 

サロベツ原生花園を進む。

いやもう最高だ!

 

 

13:25 抜海駅着。

 

 

13:50 稚内駅着。

稚内森林公園キャンプ場が取り敢えずの野営地候補だが、時間的にまだ早い。
大幅な寄り道をしているので、先に進む選択をとる。

とはいえ駅舎と併設している道の駅「わっかない」でお土産を購入。
それから徒歩で札幌港北防波堤ドームを見に行く。

その後宗谷岬へ向けて出発。

今思うと、森林公園のキャンプ場を見るだけ見ておいても良かったかな?

 

 

14:45 道道889にシフト。宗谷丘陵へ。


ここも晴れていれば空と丘のコントラストが最高なのだろうが、残念ながら曇り空。
でも旅道具であるFJ Cruiserもサマになるロケーションである。

 

何気にピンクフロイド風味。

 

 

15:05 宗谷岬着。


最北端のお店でお土産を物色。

ここで野営しながら年を越す人達も居るんだよね。
参加、というか見学したい気もするのだが・・・。

時間的にはそろそろ野営開始しても良い頃合。
ここから30kmほど先の道の駅「さるふつ公園」併設のキャンプ場がちょうど良かろう。
入浴施設も食事も出来るようなので好都合だ。

 

15:45 道の駅「さるふつ公園」着。
着いたはイイがもの凄い強風だ。
あぁ、そういえば30年前のツーリングでも宗谷岬からの復路は強風に煽られながら走った記憶が有る。

キャンプ場は立ち木など殆ど無い広場。よって風をやり過ごせる場所は無い。
今回の野営ではテントは寝る為だけで、お楽しみはテント外でノンビリ呑んで食べる事なのだけど。。。
う~ん、としばし思案。

本来の予定では、明日の朝イチでウトロ港からの観光船に乗る予定であった。
いまから知床を目指すのは流石に無意味でリスクの高い行為だけど、幾らかでも本来の予定に近づいた方が良いのでは?という判断からR238の南下を進める事にした。

もしかしたら突然の車中泊、ホテルFJ Cruiser泊になるかもしれないナァなどと思いつつ、南下開始。

 

16:25 クッチャロ湖通過。
クローバーの丘が気になるポイントであったが、この天候も勘案して立ち寄りを断念。

16:30 浜頓別。

16:40 神威岬通過。
ここも立ち寄ってみたい岬ではあったが、そろそろライト点灯の時間帯ゆえ通過。

17:25 音標 ゴメ島近辺。日没。

 

17:45 道の駅「おうむ」でトイレ休憩。
日没したので本日の野営は中止で決定。宿を検索して網走のドーミーインに予約を入れる。
ここからなら21時台で到着出来るだろう。

18:20 興部町のホクレンで給油。やはりフラッグは入手出来ず。

北海道の人達はやたら飛ばすなんてよく聞くけど、郊外の国道ではホントにハイペース。
こちらの郊外でのペースより更に1割ほど上乗せしている感じだ。
私はある程度までは地元ナンバーの車列に付いて引っ張って貰ったけど、それ以上は付いて行かない事として南下した。
アウェーのナイトランは安全マージン2割り増しで、ネ。

でもまぁ、延々と信号(交差点)の無い一本道が殆どの為か、想定よりも早く網走市街地に入れた。

 

20:31 本日のお宿「ドーミーイン網走」着。

 

近所のセコマで買い物を済ませ、大浴場で疲れを癒した。
その後カツ丼(コレがマジで旨い!)をメインに一人反省会。

今朝苫小牧に降り立ったと思ったら、昼過ぎには稚内、宗谷岬。そして今夜のお宿は網走と、やり過ぎ感が否めない。ざっくり720kmも走った事になる。
観光地巡りよりも、ロケーションの良いルートを走る事が今回の旅の主目的なので後悔はしていないけど、夕方以降の単なる移動作業はちょっと無理無駄だったなぁと反省。

知床の観光船クルーズも是非とも乗りたい訳では無いので、明日はマッタリ進んでもお昼には当初の予定に追い付く計算だ。

なんにせよ留萌からのオロロンライン、サロベツ原生花園を走って抜海~稚内~宗谷岬と走れたのはとても満足だ。

永い間溜まっていた欲求というか悲願を、今日解消出来た達成感と満足感に包まれながら、ふかふかの布団に潜り込んだ。

 

<つづく>

 

 

 

コメント

  1. こさい より:

    ひとり遠出は、自由で良いですよね。

    行き当たりばったりでも
    誰にも遠慮しなくて良いし。

    続き楽しみにしてます。

    • Rei より:

      誰かと感動を共有したいし、誰にも気兼ねなくフラフラしたいし
      でもまぁ、一人旅が性に合ってるんでしょうね。