「震災復興・伝承みやぎルート」
初めにこのルートの存在を知った時は
「うーん、流石にちょっと重いんじゃない?」
と思った。

だがやはり、そして実走してみて
「どう走っても震災の遺恨からは逃れられないんだ」
と実感した。
負の遺産である。
痛恨の爪痕である。

綺麗で鏡面のような舗装路を快走出来るのも
立ち寄った公衆トイレがピカピカの暖房ウォッシュレット付きなのも
ある意味爪痕なのだと。

日本海側に住む自分には、冬の太平洋側の穏やかさは憧れだ。
今後、奥羽西線・奥羽東線が復旧すれば700Cでも輪行して行ける。

今回走れなかった前半部分や、訪れ逃した施設。
もう一度、更にその先へ続く路。
まだまだ走り・訪れて愉しみたいエリアなのは確かであると確信した。

休暇村のリーズナブルで良質なサービスも満足だった。
全国展開しているエリアは、これから自分か訪れたいと思っている場所とかなり合致している。
これも新しい愉しみの発見となった。

今回走ったコースは、少し見直せば
「心が疲れた時に訪れるリフレッシュツーリング」ルート確定。
その位魅力的で「自転車旅」を満喫出来る良コースと宿だった。

「また行きたい」
それこそが最高の誉め言葉。

