エピローグ(5日目)と後日談

それでは撤収・撤退行動開始。

コインロッカーから輪行バッグと工具バッグを回収。追加料金は1,500円也。
支払いは100円硬貨オンリーなので、空港事務所にて両替をお願いする。

次に自転車収納。
あわよくば14:40のリムジンバスで帯広駅へ戻りたいが、間に合わなければタクシー。
バスは1,000円タクシーは7,000円位。
運賃差が大きいのでバスに乗りたいところだが、時間が余り無い。
しかし焦らず慌てず収納作業。
チェーンを切ったりRDを外したりと作業は多い。
そうこうしてるうちに到着便のアナウンス。
この便の乗客が乗ったらバスは出発する訳だ。

なんとか収納完了。
向こうで成り行きを見ていたバスの運転手さんに帯広駅行きか確認したら
「行くよ!自転車持って来なよ」
と景気良く返事してくれた。間に合った!

まだ出発まで少し時間が有るのでANAのカウンターで予約便のキャンセル。
天候不順に関係するキャンセルなので、全額返金となった。

予定時刻より5分程遅れでバスは帯広駅へ出発。
駅というかバスは本日の宿の東横イン前へ停まるのであった。
もちろんそこで下車。

15:40東横INNとかち・帯広駅前さん着

荷物を受け取り、シャワーを浴びて着替えて駅へ。
みどりの窓口で明日の切符を購入。
ANAの返金43,000円
JRの切符代29,000円


うん、落としたライト代は取り戻したかな?

その後はセイコマでディナーの買い出し。
今回やっとカツ丼をゲット。


して、店内を回っていたら、ホットシェフコーナーに見慣れないお弁当が補充されていた。
何だかのり弁の豪華版みたいなの。
コレは食べたい!
と思ったが、流石にカツ丼と一緒には食べられない。
次回の宿題が出来たね。

 

5日目(最終日)
帯広駅始発のとかち2号で出発。


飛行機ジャンプから一転陸路での移動になったけど、帰宅時間は1時間早い。

函館までの特急は座席取れず。
数時間立っぱなしだったけど、思ったほど苦痛では無かった。

北海道新幹線。
流石に航空機輪行用バッグ(OS-500)はデカい。


荷物置き場に収まらず、通路に縛るしか無かった。
一応車掌さんへ説明して許可は頂いた。
先頭車両で出入りが少ない側で良かった。

あぁ、そういえば北海道新幹線は春に乗ってるね。
津軽半島春景色2025で一区間だけ。
今回は盛岡まで運んで貰いますよ。

という事で駅弁も楽しんじゃう。

盛岡で秋田新幹線こまちへ乗り換え


いやぁ、盛岡の暑い事。
ホームで乗り換え待ちしてる間に茹で上がりそうだった。

秋田からは各駅で進んで、20時過ぎには地元駅着。
3代目道楽号は空港に置きっぱなしなのでタクシーで帰宅。

翌朝SURLY Disc Truckerで空港までひとっ走りして道楽号回収。
帰宅後はCHERUBIM R-2を展開して軽くメンテナンス。

午後から職場復帰。
出社の前に最寄りのヤマト運輸へ立ち寄り北海道からの汚物(笑)を受け取る。

しれっと出社して、送り付けたお土産とお土産話を交えて社会復帰完了。

帰宅して洗濯機フル回転でお洗濯。
これにてトカプチ400の工程は全て完了した。

 

【後日談】

トカプチ400を走り終えて感じたのは
「再訪は既に確定。次回はどうルートをアレンジするか?」
という事を帰路の段階で考える程に魅力的なルートだった。

北海道のナショナルサイクルルートはトカプチ400のみだけど
モデルルートは10近く有る。
今後はこれらを絡ませて、かつ時期(季節)も変えながら愉しみたいと強く感じた。

これは富山湾岸・しまなみ海道の時も思ったんだけどね。
別にヨイショしてる訳じゃない。
非日常感と強烈に没頭させる魅力が有ったのは確かなんだ。

さて、具体的なアレコレはというと。

航空機輪行は確かに最強のジャンプ手段だけど、天候の影響を受け過ぎる。
かと言ってフェリーは時間がかかり過ぎる(そこが良かったりもするけど)
現在のベストな手段は北海道新幹線が最安定っぽい。
北海道直行便のある空港が近くに有れば・・・(無念

OS-500での航空機輪行はかなり安定。


550mmのロードフレームでは
ペダル・チェーン・RDは取り外し。
サドルは目一杯下げる。
カセットカバーは不要。
頻繁にRD外す事はしたくないのだけどね。

航空機輪行ではタイヤのエア圧を下げるのは必須。
よって到着したら走行前に再充填しないといけない
トカプチ400なら帯広空港と帯広駅前のおびくるでエアチェックと決めてしまって構わないと思う。

道内の道(旧規格路)は細いタイヤのロードでは厳しい。
今回23Cロードで走ったが、舗装の継ぎ目でストレスを感じる局面が多々あった。


特に民家の無い長い幹線路では、大きな継ぎ目が10m位の短い間隔で延々と続くケースが多い。
昔の舗装工法で仕方なかったのだろうが、自転車(特にロード)には厳しい環境。
エアボリュームの有るタイヤ(SURLY Disc Trucker)で来るべきだったと痛感した。

自販機は無くて困る局面は無い程に点在している。
ただしその殆どに空き缶(ペットボトル)捨てボックスは無い。
つまりボトルへ補充しても空のペットボトルは暫く持ち歩かなければならない。
まぁ、自転車乗りならジャージのポケットに差しときゃ良いでしょう。

 

観光地は繁忙期になると一見客は軽くあしらわれる傾向になりがち。
安物・特価品に理由が有るように
儲けの出ないおひとり様一見客を受ける事にも訳がある。

糠平の某ホテルも、あんなんでも朝の出発時に駐車場見たらほぼ満車だった。

糠平温泉はトカプチ400を走る上で、宿泊ポイントとしては結構いいポイントに位置していると思う。
だからこそ次はキチンとリサーチして他の宿泊施設を利用しようと思う。
「昔ながらの」とか「伝統のある」なんて謳い文句に胡座をかかれるより、意識の改善や淘汰は必要。
古ければ良いなんて事は決して無いんだよ。

来訪時期として夏休みシーズン(7月中旬~8月一杯)を外す事は必須。
自分流で言えば、夏の北海道ベストシーズンは6月~7月上旬。
もしくは9月上旬(シルバーウィークを避ける)
天候に恵まれれば10月前半も有りかな?

6月の稚内で凍えた事も有るけど、あれはレア。
事前に寒波の情報を得られたら、むしろイベントとして受け入れられる。

8月に北海道へ行くのはどう転んでも悪手過ぎる。

今年の夏も終わりに近づいてるけど、来年の予定を立てて各種予約だけ入れちゃっても良いかもね。