思案の末、飛行機での帰路は断念しJRで帰る。
5日目の行程(帯広〜空港)を追加で今日走る。
空港へ預けていた輪行バックを回収。
リムジンバスかタクシーで帯広へ。
JRチケット購入。
以上を本日中に完了し、明日はひたすら移動日として使う。
というプランに変更した。
航空機使えなくなって陸路ならもうこれしか無い。
明日の分も走るのはちとキツい。
でも三国峠は最大のメインなのでカットする訳には行かない。
よってホテルの朝食をカットし、少し時間を捻り出した。
5:30出発。
じわじわと高度を稼ぐ。交通量はほぼゼロ。
のっけから「ヒグマ注意」の看板。
ロケーション的に今は全く洒落にならない状況。
たまーに大型トラックが単発で走って来る程度なので、早期発見撤退に徹するしか無いね。
鉄道の施設跡等の標識が数回現れたが、今回は立ち寄る余裕無し。
てか、結構なグラベルへモードだったぞ?
北海道の峠道はやはりスケールが大きいので、お馴染みの直線ルートがそのままグイグイと上昇する感じ。
よって斜度はキツく無く、軽目のギアにしてマイペースで登ればよろし。
R273。北海道らしい字ズラの標識。
途中エゾシカと遭遇。
好奇心が強いのか、暫く並走してこちらを観察しているようであった。
この後も遭遇。
そう言えば昨日はキタキツネが道路を横断しているのも目撃した。
なんだか気品のある振る舞いが印象的だった。
ま、野生動物との遭遇はこんなモンでいいよ。
黒くて大きいのは勘弁ねー。
高度も1,000mになると木々が低くなってきた感じがする。
霧の晴れ間に山並みの片鱗が覗く。
いつの間にかそれなりの高度を稼いで来た事を実感。
7:30三国峠に到達。
トカプチ400北の折り返し点。
チョコバーを補給し、レインウェアを着込んで下る。
本コースのアイコン的なスポット緑深橋。
高所恐怖症の自分には足がすくむ眺めであった。
山岳ルートが好きなくせに。
ここで写真撮影した後はひたすら下る。
糠平温泉街まで戻って来た。
飲み物補給と小休憩。
昨日足湯で使った公園に、エゾシカの親子が散歩していた。
あぁ、もう普通に居るんだね。
上士幌
士幌近辺は地図で見ると一直線の路が展開しているけど、実際はズドーンという感じは受けない。
朝早めの出発だから時間的な余裕はある、と分かってはいるのだけど、完走後のイベントが多くなんだか気が急いてしまう。
ここは腰を据えて補給しとくか。
と思ってオレンジの看板を探しながら走るも、頼みのセコマが全く現れない。
仕方無く見かけたco-opへ立ち寄る。
おにぎり2個と飲み物。どちらも瞬時に胃袋に収まる。
再スタートしたら、フロントのエアがほぼ抜けてる。
あれ?今の今まで問題無かったのに?
降りてタイヤを押してみる。
確かに圧は落ちてるけど、そこから抜け続けている感じが無い。
もしかして買い物中にイタズラされた?
まさかなぁと思いながらも、万が一そうだったらチューブ交換の作業が無駄になるので、携帯ポンプで充填してリスタート。
暫くは快適に走るが、やはりエアは抜けている様だ。
諦めて日光を避けれる場所でチューブ交換する。
エアは一昨日おびくるで詰め直したし、スネークバイトなら一気に全抜けする筈。
となるとまた何か拾ったな?
タイヤも外して、裏面をチェック。
何かが刺さって抜けた後は有る。コレかなぁ?もう抜けたか?
と思ったけど念の為一周チェック。
するとキラリと光る凹み発見。
裏側を見ると確かに盛り上がって、先端はトゲの様になっている。
爪でゴリゴリと発掘すると、本当に小さなガラス屑が出て来た。
後はタイヤ、チューブをセットし、概ね6bar位までエアを突っ込んでリカバリ完了。
15分位か。まぁ、大したロスじゃ無いな。
更に帯広市街地手前で工事の通行止め区間有り。
ここは迂回マップの看板をアタマに叩き込んで回避。街並みは何度か見覚えのある通りになって来た。
先日帯広を出る時に騙された青羽根。
今回はオンルート。
おびくるの自販機で飲み物補給して、圧縮分スタート。
ここまで画像が殆ど無いのは、翌日の行程を圧縮して詰め込んだのと
ゴール後の帰路リカバリ業務がタイトスケジュールでちょっと焦ってたから。
余裕をもって組んだ日程だけど、移動量の多い路線の予定が狂うと一気に崩壊する。
14:05とかち帯広空港着
到着した時と同じサイクルラックへCHERUBIM R-2を置いた。
初トカプチ400は静かに終了した。