2014年7月14日16:00スタート。
結果的には直江津までたどり着けずにDNF。
直接的な敗因は膝痛だけれども、全般的にタイトスケジュールだった事もマズかった。
しかしBROMPTONでも十分完走を狙えるという感触を得られたのは収穫だった。
ランドヌール部門であればスタートはここ宇都宮森林公園になる。
私は輪行で宇都宮駅から自走してきたけど、駐車場に車をデポする事も可能。
夜はちょっと寂しいなぁ~なんて思うようではSR600は走り切れない、かもね。
あぁ、まだサドルカバーに気付いていないね。
記憶をたどると尾瀬辺りで尻に違和感を感じて、ようやくサドルが盛大に反っている事に気付くのであった。iPhoneは防水ケースに収めていたけど雨中ではフリック入力が上手くいかない。
走りそのものは快調。
山岳600キロなんだから降られて当然。でなくとも汗でグチャる訳だしどのみち濡れるのですよ。
PC2の滝ケ原峠
雨のせいもあったかもしれないけど、しんみりと侘しい峠路であった。
もちろん大好物な路であります。
日没、雨、いろは坂。
おまけにガスってきやがった。まぁ、強風でないだけマシか。
GPSに表示される冗談のような九十九折りの路をゆっくりじっくりと登って行く。
PC3金精峠
撮影の為に自転車から降りたら一気に体温を持って行かれた。
強風侮るなかれ。
とにかく撮影に費やす時間すら惜しむ位に「はやくここから移動しなきゃ」と本気で思ったのは確か。
PC4尾瀬
事前に情報として知ってはいたけど、この付近にあるお店(ヤマザキショップだったかな?)は22時だかで閉店。
ここまでずっと山道だったし、この先も以下同文。
薄皮アンパンは既に食べ尽くして残るは塩キャラメルのみ。
飲み物の自販機はあるけどそれじゃチカラ出ねぇんだよなぁ~。
雨は上がって路面も乾き始めたようだ。有り難い。
チェーンの油切れ音が気になったので注油。
ただし街灯など無い山の中なのでヘッドライト頼りの作業。
この頃はナルゲンのミニボトルに入れたチェーンルブをスポイトで塗布していたんだ。
当然この後はヌルヌルと気持ち良くペダリング。
PC5坤六峠
初めての峠越えが夜中というのは、風景から進捗状況が伺えないので精神修練みたいなノリだったりする。
「まだかよ~まだかよ~」と呪文を唱えていた記憶。
午前4時過ぎ。夜が明けて来た。
PC6みなかみ町歴史民俗資料館
尾瀬で危惧していた無補給区間はここで解消かと思いきや、見かけるお店は開店前。
探せばコンビニ位有りそうな町だったけど、コースを大きく外れたくなかったのでそのまま進む。
やっとコンビニ発見。
やれやれ、もう補給で困らないようにするゾー
我が朝食を狙う刺客登場。
犬猫は大好きだけど、こういう場合はあえて何もあげない事にしている。ごめんね。
天気も好転してきたし、これからの三国峠はレインウェアは必要なさそう。
昨夜とは打って変わって炎天下の峠越。
何故この橋で撮影したかというと。
30年前もここを自転車で走っていたのだ。
当時は今回とは逆方向で横浜まで行った。車両はBSアトランティス キャンピング。
PC7三国峠
特に難易度の高い峠越ではないけど、交通量はそれなりに有る。
でもそんなに走り辛かった訳でも無い。
しかし、革サドル見事に反ってますなぁ。後日修正するのに結構な時間が必要であった。
教訓「雨が降って来たら自分のレインウェアよりも先にサドルカバー付ける事」
新潟側へ抜けると明らかに空気感が変わる。
スキーリゾートホテルなど眺めながら下り基調の道を快適に進む。
PC8越後湯沢
ここのチェックは近くのコンビニレシートか駅の入場券。
ツーリスト部門でのエントリーならばここをスタート/ゴール地点にするのが自分の場合は好都合。
この時点で本ルートは通行止めの為代替ルートが指定されていた。
そしてこの代替えルートもまた鬼畜なコースであった。
で、ここら辺りで完全に心が折れてDNF確定。
想定ペースから遥かに遅れていた上に膝の痛み。
元々のタイトスケジュールでは休暇内での帰路確保も危うかったなどなど言い訳はボロボロと。
まぁ、休暇1日足りなかったよな。
PC9道の駅やすづか
せめて直江津まで行きたかったな。
ここでDNFの連絡を入れて撤退。と、言っても輪行で直江津まで出るのだけど。
一旦糸が切れたらもうビールまっしぐらですよ?
直江津駅に到着。
でもまぁ、疲れ果ててたのでホテルに戻ってからはあまり飲めなかった。
当然爆睡
翌日は車中の人となり帰路に就く。
走り続けてれば今頃は渋峠アタック中だったかもなんて思いながら。
でも貴重な経験であった。いつかまたリベンジしよう。